就職して働くからには仕事を中心にして生活するのが良いと考えられていた時期は長くありました。
それによって日本の高度経済成長が支えられてきたのは確かですが、時代は変わってワークライフバランスを考えることが重視されるようになってきました。
仕事一辺倒にならずにプライベートも大切にして生活するのが基本的な考え方で、特に子育てをうまく行えるように働きたいと考える人が増えてきたのです。
そのような待遇を用意している企業には人気があり、就職でも転職でもワークライフバランスや子育てサポートといった言葉がキーワードとなっているのが現状です。
企業としても優秀な人材を十分に確保したいことからワークライフバランス重視の体制を整える傾向が強まっています。
特に問題にされやすい残業を極力減らすのが主な方針で、残業なしを達成してアピールポイントにしている企業もあります。
しかし、このような取り組みを積極的に行っているのは大手企業がほとんど。
中小企業はなかなか本格的な改善に取り組めていない企業もあります。
少子化の影響もあって労働力が全体として不足しているのが現代社会であり、中小企業ではしばしば人材不足が顕著になっています。
人手が足りない状態でも業務は滞りなく行わなければならないため、働いている人たちは仕事を中心にせざるを得ないのです。
ワークライフバランス重視の働き方をしたいと考えたら人気が高い大手企業や、人材が十分に揃っている中小企業への就職や転職を目指すことが重要です。